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ジャズなコンサート [イベント]

今日はジャズなコンサート。
「T.T.D.アコースティックジャズコンサート(杉丸太一、殿岡ひとみ)

本格的なジャズの演奏をちゃんと聴くのは今回が初めてかも。
といってもピアノとビブラフォン(マリンバ)といった組み合わせ。
ピアノの人は先日ミッドランドでも弾いていた方。そのときはほとんど意識してなかったのでどういった弾き方していたか覚えてなかったけど、すごく自分の世界を持った独特な弾き方をする人でした。ジャズだとみんなそうなのかな。

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場所がホールやカフェというよりもオフィスといったところだった。天井はそんなに高くないし、部屋もそんなに大きくない。こんな会場でピアノとビブラフォンが叩き合ったらどんな音が広がるのだろうかと始まる前からドキドキする。ピアノはKAWAIのRX-7。自分の想像よりもずっといい音でした。こないだのミッドランドの方が音自体はきれいなのだけど、ピアノの人の弾き方がすごく上手くて、そんな違いを感じさせない。会場にあわせた、曲にあわせた弾き方をしていた気がする。

~ビブラフォン~
ピアノの鍵盤の順番に並べて置かれた音板をばち(マレット)で叩いて音を出す。普通用いられる鉄琴よりも大きく低い音の出る音板が用いられる。マリンバ同様に音板の下に共鳴管が並んでいる。共鳴管の上端に丸いはねを設置し、このはねを電気モーターによって回転させるとはねが管の上端を閉じたり開いたりして、振動の共鳴管への伝わり方が増減する。それによって共鳴管の共鳴量が変化し、音量が増減を繰り返し、音のふるえ(ヴィブラート)を起こすのである。楽器の名称はここから来ている。

以上ウィキ先生より。


ビブラフォンは初めて。はねが独特なんですな。ペダルの操作と連動して妙に音が共鳴する時とそうでないときがある。このコントロールが難しいのだろうな。

鉄琴なので、結構固い、ピーンとした音が広がる。いいのだけど、ピアノとは結構対照的な音。絡んでいるというよりも別々の演奏。でもそこがまた面白い。
デュオというよりもソロ×2でバラバラに演奏しているように思えて、しっかり絡んでいる。2人で曲を作るというよりも、目指す方向が同じなので必然的にしっかり合わさっている感じ。ピアノがメイン的に出てきたかとおもうと、すぐにビブラフォンが前面に出てと入れ替わり代わりが激しい。


ビブラフォンの特徴ははね。この操作でやたら音が残るときと残らないときがある。悪くはないのだけど、たまに音のうねりがすごく残る。慣れてないこともあり、見た目の違和感がある。叩きおわった後にもずっと同じような強さで音がうねっている。慣れるといいのだけど、自分はマリンバのほうがすごくよかった。自分的にはマリンバの音の方がピアノには合うかなと思った。


ジャズなピアノをしっかり見るのは初めてだったけどペダルをほとんど使わないのですな。音のつながりがブツギレになりそうなのだけど、弾き方でそんなものを感じさせない。強弱だけでしっかり流れをつくる。本当に山場で効果的にペダル使って一気に音の厚みが増える。。同じような弾き方なのに音によってしっかり強弱がある。その使い分けが見事だった
音的にはちょっと篭もりがちな印象。上に突き抜けた音が全体に広がるというよりもダイレクトに音が伝わってくる。でも曲的にもボテっと感じる音が逆にぴったりあう。全部の音の粒をはっきり際立たせるというよりも、必要なところをしっかり出す。そのためジャスの独特なリズムが生まれる。それに押し込むような感じで弾いていたので必要以上に際立たせないで、その分魅せるところをしっかりといった印象。ピアノ演奏の幅広さをすごくたくさん感じました。


スペインが一番よかった。これはこの組み合わせでしか聞けない世界。ピアノだけでも十分と思えるのに、ピアノとは異質な音がいい感じに入ってきてこれもありかなと思える。
ピアノのリズムに合わせて音が跳ねる。二人で競演というよりも二人で曲をつなげる。中盤はほとんどがどちらかのソロ。たっぷり魅せて、それが最後にあわさる。これはなかなか面白い。しかももっと突き詰めると良くなりそうな部分もあって。機会があったらまた聞いてみたいですな。

大きな規模のコンサートよりもこういった小さいところでのコンサートの方が自分は好みですね。弾き手の表情も、演奏のスタイルもばっちり見える。それがすごく楽しめた。

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