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レッスン188 [Vn]

今日は7日振り。
なんというか、色々あって記念すべきレッスンとなりました。見くびっていました。あんな中身の詰まったレッスンできるとは思わなかった。完全に完敗な気分。復習するべきことが多すぎる。こんなことされちゃうと悩んでしまいますな。

まずは譜面台の位置が高いよとのこと。初めてですな。
下のほうだとネックが下がって前かがみになる傾向が強いので、なるべく高くしてました。ちょっと見下ろすくらいがいいらしい。必死に楽譜追うのではなく、弾きながら軽く覗くかんじですな。

次は開放絃で弾く。ボーイングを色々修正。
最初は弱く、音にふくらみを持たせるため真ん中では強く、早く、最後も弱くといった弾き方がいいとか。今まで元から先まで同じような音が出せるように心がけていた。どの部分で弾いたから分からないようになるべく均一に心がけていた。
意識は直せたが、今までほとんどやった無いだけに難しい。先生が自分の弓を持って力加減などを教えてくれるのですが、すごく丁寧。先生が横から弓を持って動かしているというのに自分の呼吸に合わせて動かしてくれるのですごくスムーズに動く。今までと違うよ。まるで自分が弾いているかのような感覚が味わえる。自分ではできないことを先生の補助で感覚が掴めるというのはすごく大きい。今までも似たようなことはあったけど、分からなかった。今日は良く分かった。すごいな。

ボーイングはA線とE線をやっただけで終了。DとGもやるとよかったのだけど、時間が勿体ないですから。省けるところは省いて要点だけはしっかり。しっかり考えてますな。

曲はヴィヴァルディのコンチェルト イ短調 2楽章のラルゴ。イ短調と書いておきながらニ短調です。今日は時間があったので音階練習だけはたっぷり。一応2回目。

とりあえず、弾いてみた。止められずに最後まで弾けたのがありえない感じ。これでもレッスン前にかなり練習したのだよ。でもこの程度です。

リズムとか弾き方が自己流になりすぎているので、CD聞いてみるといいよとのことで初めて聞いてみた。やっぱり聞くとイメージが広がる。自分のとは全く違う。こんな曲なんだと自分のおもっているのとのギャップに衝撃が走る。目指す方向性が見えてくるよ。
最初にCD聞くとイメージが固まりすぎるというのもあるけど、言葉で説明するよりも聞かせると一発。言いたいことが沢山分かった。見事なやり方です。そしてただ聞かせるだけでなく、途中で止めてとめて、この部分こうするといいとポイントを説明してくれて、巻戻しして聞かせてくれる。効率よく曲のイメージがつかめます。

分かったことは、教本が最近のとは違うらしい。指番号が変です。20数年前なのでちょっとおかしいかも。CDには入っているトリルが書いてないし、その指番号ではできなしと直す部分が何箇所か。
最後の部分、ポジション的に5→3→2→3とかありえないと思っていたよ。5→2か5→1で十分。そうじゃないとトリルなんていれられない。先週はスルーだったけど、ちゃんとこういった細かい部分までしっかりチェックします。音がどうとかよりもまずはフレーズ感というのが重要といった感じでした。

ただ正しく弾くのではなく、最初から聞かせる演奏を意識して指導しているということ。ここが大きな違いです。今まではとにかく正確に。音程がダメだと指摘はそこだけ。リズムがおかしいとそこだけ。全体のイメージの説明は皆無だった。前回のバッハから多少なりともあって驚いたけど、まだ弱い。今日は沢山。

・トリルは上の音から。
・溜めをつくって変化をつける、単調な曲に流れが出来る。
・メトロノームできっちりテンポを刻むよりも自分の表現したいテンポの方が音楽的
・伸ばす音で自分で拍を取っているときに強く弾かない


なんといってもお手本たくさん弾いてくれるし、教えたい部分はすごく強調して弾く。特にトリルの部分を弾く場合はそこをしっかり響かせる。あまりにも音がよかったので聞き入っちゃったよ。ここまで違うとは正直思っていなかっただけに自分でも驚きました。

最後にCDと合わせて弾きましょうとのこと。自分の足りない部分が良く分かった。まだ早いとはいえ、このテンポならCDと合わせても崩壊しないと分かっているし、合わせることで得るものがあると分かっている。今日の音を聞いてそこまで分かるなんてすごいですな。
かつてはCDのテンポが速すぎて、まだそのレベルに達してないのに合わせて弾きましょうといって崩壊して前よりも悪くなったこともあったよな。


30分という短時間のなかに詰め込んでました。こっちが消化不良を起こすほど言われたこと沢山。のんびりやっているようで無駄な時間が一切ない。言うことに迷いがない。見ている部分が表面的なところでなく、ピンポイントで指摘してくれる。迷ったけど、レッスンしてもらってすごく良かったと思った。


レッスン内容については非常に納得が行くし、学ぶこと沢山でした、が、それ以外で今日は色々ありました。

教室入ると先生いないよ。見た瞬間なんとなく嫌な予感はしたけど、そのうち戻ってくるかなと思ってしばらく一人で弾いていた。30分経ったあたりで隣のI先生が気になってか様子を見にきた。帰ったよとのこと。

日程間違ってはないはずなので、理由が知りたいので先生にメールして連絡を待ちつつひたすら練習。一向に返事がこない。20時になったので帰ろうかと思ったらH先生登場。事情を話すとメールして問い合わせていただけた。後から判明したのは、自分のメールの設定がミスっていて、日曜から全メール受信拒否になっていた。その間にどういった連絡があったのか無かったのか未だに謎だけど、あとから来たメールから推測すると自分が気付かなかっただけでは無い感じ。

21時からなら代わりにレッスンするよということで、非常に悩んだけど、21時まで練習できるなんてありがたい。ということで、今回はH先生にレッスンしていただきました。

結果的には大満足。なによりたっぷり練習できました。今までの事例から教室入った時点でどういった状況かは想像できた。でも真っ先に思いついたのはレッスン代払わずにじっくり練習して帰れるのではということ。しっかり音出して弾ける環境ってのはありがたいよ。練習だけして帰るつもりがレッスンまでして頂けた。Hセンセイのレッスンは想像以上に中身が詰まってました。なかなか無い機会だっただけに自分的にはすごく満足。

最後にHセンセイに「まずはボーイングからだね」となりげなく言われたところにこの人の厳しさを垣間見ました。褒め殺しのように見えて甘くない人です。

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コメント 2

たんたん

コンチェルトの題名に付く調性は、第1楽章の調性なんですよ。通常は終楽章も同じ調性で書かれていますよ~。
そして第2楽章は第1楽章の「属調(5度上)」もしくは「下属調(5度下)」でかかれることが多いのです(^^)b
今首里天さんが練習されているヴィヴァルディのコンチェルトの2楽章はラ-ソ-ファ-ミ-レと5度下がった「下属調」で書かれているんですね~(^O^)/

by たんたん (2009-05-28 12:26) 

首里天

■たんたんさん
そうなんだ。確かに考えてみると4楽章構成などでは全部が同じ調性でないこと多いですよね。そう考えると納得。1楽章の調性なんですね。言われるまで気付きませんでした。
最初は楽譜の表記を見てイ短調の音階練習してましたよ。すぐにおかしいのきづいたけど教本用に変調しているのかなと思ってました。

先生には何となく聞きにくいというか聞きたくないというのがあって、譜読みの段階からずっと引っかかったままでした。一つ勉強になりました。ありがとうございます。

レッスンすっぽかして先に帰っちゃうというなかなか楽しい先生です。刺激があって自分にとってはいい先生だと思ってますよ。
by 首里天 (2009-05-30 01:26) 

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