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東方バイオリン(TAMUSIC) [感想]

個人的には新作3作というのは、なんだかなという気がする。特に東方バイオリンの1と2の違いは分かりづらい。聴いたらなんとなく分かりますけど。それに収録曲も何曲かかぶっているのはマイナスだと思う。
アレンジ物を買う時はサークルで選ぶか、原曲で選ぶかのどちらか。初心者には優しくないです。
ちょっと辛口な感想かも。いい点は他人に任せます。

『東方バイオリン1』
~アコースティックな東方風味は好きですか~
タイトルの通りバイオリンメインのアレンジとなっており、一般的に東方好きということでこのCDを買った人がどう判断するか微妙。しばらく聴いていると飽きてくるのでは無いかという気も。
ヴァイオリンとピアノだけでは、音の盛り上がりに欠ける、バイオリンも攻めの演奏ではないし。そんなことはなかろうか。
実際自分も最初に聞いたときはスキップスキップで聴いてました。でも、音のクオリティは抜群にいいです。同人とは思えないくらい。生楽器の音の素晴らしさというのは十分に伝わると思う。

全体的に流れるような感じで美しい旋律。耳辺りはいいけど、もはや東方のイメージではない。クラシックなベースに東方のメロディをのせたといった感じ。
バックで流してノリノリになるとかいったのではなく、それなりの環境でじっくり一音一音聴いて、音の流れに浸らないと良さが分からないと思う。人を選びそうだ。自分は好きですけど。

クラシックにも共通するけど、聴けば聴くほど良さが分かる。ヴァイオリン弾きには堪らないです。

お薦めの1曲はTr.01の「Darkest Bloom」(原曲:幽雅に咲かせ薄染めの桜 ~Boder of life)
テンポのいいピアノの音とリズムカルな打ち込みの音、それをバックにヴァイオリンの音が映える。ヴァイオリンの音だけだと感じる物足りなさを全く感じさせない見事なアレンジ。他の曲はヴァイオリンが前面に出すぎている気もするけど、この曲は他の音との融合が美しい。
最後はもっと音を伸ばした方が自分的には良かったと思う。

『東方バイオリン2』
~DTMと生楽器の融合~
1との違いが分かりにくいですが、こちらはコラボがメインのアルバムなのかな。DTMと生楽器の音の融合。コラボということもあって、1よりは曲によって雰囲気が様々に変化している感じ。ごめんさい、明確な違いは分かりませんでした。
DTMとの融合は見事です。が、どの曲ももう一息というか、じっくり聴くというにはちょっと足りない感じ。
Tr.01とかは悪くはないけど、生楽器向きのアレンジとは違う気がする。一体感が微妙な感じ。
Tr.04もバイオリンの低音の入りは見事。前半部分で溜めて、後半弾けるのかなという自分のイメージと違って、後半も普通に流れるだけなところが自分として残念なところ。足踏みだけして飛べない感じ。
Tr.06ももうちょっとギターを前面に出した方が全体のリズムがはっきりしていい気がする。せっかくバイオリンの艶のある音とは対照的に安定感のある音を刻んでいるのに勿体ない気がする。

個人的な感想で辛口ですが、CD全体の質は非常に高いです。同人でもトップクラスとは思う。

お薦めの1曲はTr.09の「レトロスペクティブ京都」(原曲:レトロスペクティブ京都)
曲の雰囲気とアコースティックな響きが見事にはまっていると思う。
ピアノが単なる伴奏でなく自己主張しているところも見事。生楽器の魅力ともいえる微妙な強弱がこの上なく素晴らしい。そしてノビのある音。聴き入ってしまいます。

「東方子守唄」まで書こうとおもったけど時間切れ、明日以降にします。長くなったし。

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改めて聴くと、1のTr.4の「grown baby's breth」もやっぱりいい。
華麗なステップを刻むかのようなVnの音が堪らない。そしてその後には対照的なしっとりと聴かせる音色と素晴らしい。

東方バイオリン1と2だったら自分は断然1がお薦めです。


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